【取材記事】成績上位をキープするために、風俗でバイトすることを選んだ 女子大生Aさん
こんにちは。
前回書いた記事がたくさんの人に読まれて嬉しかったです。
ishikitakaihusaisya.hatenablog.jp
今回はライター修業と称して独学していたころに作成したものを共有します。
内容は当時のものになります。
以前は他のサイトでも公開していた物になります。
また若干、アダルトな内容を含んでいる可能性があります。(そんなつもりでは書いていませんが)
それでも良ければ読んでみてください。
成績上位をキープするために、風俗でバイトすることを選んだ 女子大生Aさん
2015年に取材した大学3年生のAさん(女性21歳)にインタビューした内容をまとめてみました。
Aさんは地方から東京へと進学して一人暮らしをしています。親からの仕送りなしに自力で大学に通っています。
そんなAさんが選んだバイトは風俗。
その理由を聞いてみました。
※一部個人が特定される可能性のある内容には修正を加えています。
秋田県から上京して大学に通う女子大生Aさん(21歳)。
成績は優秀で学部内での成績は上から20位には入っているという。
そんな彼女が選んだバイトは中級ソープランド、風俗で働いているのである。
学費と生活費のために風俗でバイトをする
「借金があったり、遊ぶお金が欲しいわけではありません。単に学費と生活費を稼ぐために風俗で働くことにしました。」
そう淡々と答えてくれた。
話をしていてもまじめで、授業をサボった事がないと自慢げに語るAさん。
風俗をバイトに選んだのはやはりまじめな理由からだった。
「実家からの仕送りは2年生まででした。学費も3年生からは自分で払うということが条件で進学させてもらったので、これ以上は甘えられないと思いました。奨学金も考えましたが、結局社会人になってから返さないといけないならどうにかできないかなと考えた結果が風俗でした。」
Aさんの働くソープランドは80分で16,000円、指名が入るとプラス2,000円の収入になる。
そこから雑費や場所代が引かれるが、1日に大体3〜7万円くらいの収入になり、全て日払いである。
「大学2年生までは、レストランで深夜バイトをしていました。都内の深夜時給は1,300円を超えていたのでそれなりの収入があり、仕送りもあって少し余裕がありました。だけど授業の課題をやる時間が無くなってしまい、GPAが下がってしまうのがイヤでやめました。」
Aさんの通っている大学にはGPA(Grade Point Averageの略)制度があり、講義の出席率や課題のでき、テストの点数などが成績に反映される。
このGPAは就職活動にも影響する数字で単位を取って卒業するだけでは無く、それなりの成績を収めて卒業しないと良い企業から内定をもらえなくなってしまう。
課題やゼミ活動のための時間を確保したい
「大学2年生までの課題ならどうにか深夜バイトをしながらでも、授業の空き時間でどうにかなってましたが、大学3年生からはゼミ活動が始まったので完全に時間が足りなくなってしまいました。それに3年生の後半からは就活が始まるので、リクルートスーツ代や交通費などお金もかかりますし、時間も必要になるので短時間で集中的に稼げる風俗のバイトに助けられています。」
成績優秀なAさんは学部内でも一番人気のゼミに入っている。
人気ゼミなだけあって、ゼミ仲間も優秀な学生が多いという。
講義の課題やゼミの活動、そして就活をしなければならないAさんにとって風俗でバイトすることが必要だった。
「はじめのうちは緊張していましたが、研修とかもあって安心しました。それなりの値段がするお店なので変なお客さんはいないです。もしイヤな人に当たった場合はNGを伝えると今後は指名をされても当たらないので安心です。良いお客さんで指名をしてリピートしてくれればその分収入も増えますし、安心です。お土産も持ってきてくれるので嬉しいときもあります。」
「大学の人にあたって噂になったらイヤなので、大学生っぽい人がきた場合は避けてもらうようにしています。その辺の配慮はしてくれます。アリバイ対策もしてくれるので、万が一どこでバイトしているのかを調べられても大丈夫です。風俗ってそういうところは適当なのかと思っていたのですが、すごいしっかりしていて感心してしまいました。」
しっかりしているAさんでも心配している事がある。
「もちろん大学卒業前には風俗のバイトはやめます。できれば就活が終わったらやめたいのですが、インターンや卒業論文でまた時間が足りなくなってしまいそうなので、続けるかもしれません。今のところは金銭感覚が大きくずれているということはないのですが、企業の初任給をみるとそれだけしかもらえないのか、と考えてしまいます。」
実際に風俗のバイトには給料の前借り制度が存在し、クレジットカードの支払いができなくなった人が気軽な気持ちで風俗業界に入り、抜け出せなくなってしまう問題もある。
将来は経営者になりたい
「将来は経営を学んで、地元の企業を元気にさせるのが夢です。そのために経済学を学んでいます。卒業後は経営コンサルタントになって経験を積んで30歳前には独立したいです。」
いままでは大学に入れば後は卒業するだけと考える人が多かったのだが、現在はいかに良い成績で卒業するかまで考えて大学生活を送っている。
しかし仕送り金額の減少や学費の高騰で、学生自身も厳しい生活を強いられるようになってきている。
そんな環境のなかで頑張るAさんにインタビューをさせていただき、今回はまとめた。
最後に
いかがでしたか。
今読んでもうまい文章とは思いませんが、はじめて仕事をくださった方にはリアリティがあってよかったとほめてもらえました。
もっと詳しく取材している書籍が出ていました。
こっちの方がリアリティがあり、切り出し方もうまく社会問題として取り上げられていると思います。
ここまでうまく書けるようになりたいです。
それでは。
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