卒業論文をまじめに取り組んだ人は、同期の中で一歩リードする傾向がある
こんにちは、意識高い負債者です。
借金があって任意整理をした私ですが、会社では意識高く仕事をしていて新人社員の教育の一部を任されているほどです。
10ヶ月たった後輩を見ていると、成長に差があることがわかってきます。
その差の要因はなんでしょうか?
その答えとして私はひとつ仮説を持っています。
卒業論文をまじめにやってきたかの差が社会人になってから表れる
私の仮説として、卒業論文にいかにまじめに取り組んでいたかが一つの資料になると考えています。
現在は大学によって卒業論文を提出しなくても卒業できる学部があるそうでが、基本的には卒業論文を提出して卒業します。
大学4年間の集大成である卒業論文を見れば、ある程度その人の能力を確認できると思います。
その理由を説明します。
長期の仕事で差が出る
卒業論文を一定以上の完成度で提出するには3ヶ月程度の長期にわたり、作成することになります。
そこで様々な能力が必要となります。
自分でタスクのスケジュールを調整できる
長期間かかる卒業論文を完成させるには、自分でやらなければならないことを整理して期限までに終わるようにスケジュールを調整しなければなりません。
完成までのタスクを洗い出す能力と、自分の作業レベルを把握する能力、期限までに終わるようにタスクを調整する能力と、どれも仕事で必ず必要となる能力です。
一度でも長期間ひとつのことに取りかかり、期限内に一定程度の成果物を出すことで自分の管理の仕方を学ぶことができます。
それを学んできている人は強いです。
間違える前に相談してくる
卒業論文は一人で完成させるものではありますが、相談することも重要です。
特に論文の校正を決める重要な場面では、相談する必要があります。
そのタイミングをわかっている人は大きく間違えることがありません。
間違える前に他人の力を借りて修正することができます。
仕事でも同じで、大きく間違える前に適度に相談できる人は、上司からみても安心して仕事を任せることができるのです。
裏をとるクセが差をつける
選択した理由が説明できる
論文は読んだ人に自分の考えを伝えるツールです。
自分の考えを他人に伝えるには、ある程度の人が納得する論拠が必要になります。
そこで情報の裏をとる能力が問われます。
情報の裏をとることで、自分がその情報を選択した理由が明確になります。
選択した理由を明確にすれば、上司や顧客に説明することができるのです。
相手の視点にたった考えができる
卒業論文を完成させるにはそれなりに構成を整える必要があります。
構成を整えるために他人の視点にたって自分の考えを見てみます。
反論的に見てみたり、論点をずらしてみてみたりといろいろな考え方をすることで論文の完成度を上げることができます。
仕事でも同じように上司の視点、顧客の視点など視点を変えながら何を求められているのかを読み取る必要があります。
相手の事を考えた完成物をだせるかです。
得意分野を見つけて差をつける
上司にでも負けたくない分野がある
ひとつの事に一定期間集中すると自分に取って得意なことか、苦手なことかがわかるようになります。
得意な事が見つかった人は、その分野では上司にも負けないように打ち込むようになります。
卒業論文も自分が選択したテーマについては教授にも負けない程度の知識を身につける必要があります。
このような気持ちは大きな成長に繋がります。
これから卒業論文を書く人へ
学生の方には卒業論文に本気で取り組んでもらいたいです。
修士論文については、1 年以上かけて作成します。
そのプロセスが仕事に役立っていると思っています。
卒業論文は大学4年間の集大成でもありますし、社会人に必要な能力を鍛えることができます。
私が大学の後輩に勧めている論文の書き方の本を紹介して終わります。
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