これからは経営者になるチャンスが増えるかもしれない
いつもお世話になっております。
意識高い負債者でございます。
気になる新聞記事があったので、紹介させていただきます。
経営層を育てるのが難しいのかもしれない
私の勤めている中小企業でも経営層が不足している状態です。
私の会社の経営層と言われている人たちは、全員がもれなくプレイングマネージャーです。
自分で実務をしながら経営もやらなければならない状態です。彼らは1人の社員としては非常に優秀で、出世してきた人たちです。
中小企業は人手不足な状態で、求人をしても集まりません。しかし会社は毎年売上が増加していく。
そんな中でたくさんの経営的な問題が発生します。
経営に集中しなければならない人は実務を手放すことができずに、経営に関する仕事が後回しになってしまっている状態です。
経営を担当する人が不足している原因は、
①経営者を育てるのが難しい
②経営層の社員を中途で雇い入れるのが難しい
ことが挙げられます。
経営層を中途で雇い入れようとするとそれなりの報酬を用意しなければなりません。
また社内で育てるには限界があります。普段から経営に携わっている社員がいないので、教える事ができない状態です。
慢性的な経営者不足は若手社員にとってチャンスだと思っています。
中小企業の経営層に必要なスキル
経営に携えあることのできる社員が少ないことは出世のチャンスです。
経営者になるためには何をすればいいのかを考えてみます。
経営者は①会社を倒産させない、②赤字にせずに成長させることが求められると考えます。
会社を倒産させないとは、会社のお金を管理することです。
たとえば100万円売り上げて利益率が高かったとしても、入金が2ヶ月後だったとします。会社は毎月社員に給料を払ったり、費用を払います。入金前にお金がなくなり、払えなくなったら倒産です。黒字でも倒産なのです。
大きい会社であれば経理部などがあって専門的に管理していると思いますが、中小企業ですと支払いと請求業務が手一杯で全体のお金の管理がおろそかになってしまうことがあります。
社員は売上と利益率を意識して仕事をすると思いますが、経営では入金と出金のタイミングの管理も重要です。
入金が遅く、出金のタイミングに間に合わないのであれば銀行等からお金を借りて準備しておく必要があります。
会社のお金の流れを知るために、簿記3級(できれば2級)程度の勉強をすれば十分だと思います。
赤字にせずに成長するためには、問題を認識することと解決案を考えること、解決策を実行して管理することが求められます。
会社の問題を把握するために数字を整理するスキルが必要不可欠です。
統計学まで勉強しなくてもよいと思いますが、データから傾向を読み取るくらいはできるようになった方が良いと考えます。
2つの要因が相関しているかどうかの判断できれば十分でしょう。
問題を把握して解決策を実行するには、期限までにやりきる力が必要です。
解決策を決めて、工程表を作り実行する。途中で問題が発生しても修正して期限までに実行する力が必要です。
自分自身だけでなく、他人の業務スピードを管理する力が求められます。