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建設業界に就職しようと頑張っている文系学生から受けた質問

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いつもお世話になっております。

意識高い負債者です。

今年の新卒採用がはじまりました。

新卒採用解禁になるまではインターンの対応をしていました。

そこでよく就活生から受けた質問をまとめます。

文系は建設業界への就職は難しいのか?

現在は建設業界は文系理系問わず、採用している企業が多いと思います。

ishikitakaihusaisya.hatenablog.jp

以前も同じような内容の記事を書きました。

そのなかでも書きましたが、現在建築学生が慢性的に不足しています。

そこで文系の方も就職しやすい状況です。

ただ、出世のスピードが違う可能性があることは覚悟した方が私は良いと思っています。

文系学生からよく聞かれる質問

私がインターンをしている際に文系の学生からよく質問された内容を整理してみます。

学生期間中に取得した方が良い資格はありますか?

文系学生から一番受けた質問内容です。

建設業界は建築学生ばかりが志望していると考えているらしく、入社までに少しでも差を無くしておきたいという気持ちから生まれる質問です。

結論としては特にありません。

確かに取得して欲しい資格はたくさんありますが、だいたい実務経験が必要になります。

なので就職してからで十分間に合います。

会社によっては資格取得にかかる講座代などを会社負担として、資格取得を推奨しているほどです。

なので学生のうちに取得しておいた方が良い資格はないです。

ただ文系で建設業界に就職して経理や総務、人事で働きたいと考えている方がいれば、「建設業経理士2級」の取得をオススメします。

こちらの資格は実務経験がいらず、だれでも受験できます。

会社によっては資格手当が出るほどの資格です。

私は書籍3冊を使って独学で学びました。

スッキリわかる 建設業経理士2級 2016年度 (スッキリわかるシリーズ)

スッキリわかる 建設業経理士2級 2016年度 (スッキリわかるシリーズ)

スッキリとける問題集 建設業経理士2級 2016年度 (スッキリわかるシリーズ)

スッキリとける問題集 建設業経理士2級 2016年度 (スッキリわかるシリーズ)

休日は暦通りですか?

建設業のイメージには長時間労働と休みが少ないというものがあります。

会社によりますが、現在は休みの取得を推進しているという感じです。

社内勤務になれば暦通りの休みになります。

私の会社は年間122日休日+有給休暇です。

ただし現場に入ったり、一般のお客さんに対しての営業の人は休みが変則になります。

私が研修時に現場に入っていたときは土曜出勤、日曜水曜休みでした。

どうしてもお客さんの対応が土曜に集中するためです。

また現場が終わると1週間の休みが振り替えで用意されています。

会社としてもここまで休日の管理をしないと社員がやめていってしまい、会社が存続できない状態なのです。

若手社員が1人前の社員として仕事を任せられるようになるまで5年程度かかります。

休みが少ないと30代になる前により良い会社に転職されていってしまっては、本当に会社が持たないので休みを取りやすくしています。

建設業界の人手不足は本当に深刻なんです。

文系学生と建築学生で就職過程に違いはありますか?

私の勤めている会社では分けていませんが、大手の企業では過程が違います。

隠してもしょうが無いので、はっきり言いますと建築学生は有利です。

建設学生の場合はポートフォリオというものの提出をお願いする会社があります。

ポートフォリオというのは、学生期間中に作成した設計課題や研究結果をまとめた資料のことです。

それをもって自分のスキルのアピールをしてもらいます。

なので建設学生は面接の回数が少ないことがあります。

建築の大学院生になると面接時に内定と言われて握手を求められたりします。

大手の企業においては、完全に建設学生は有利です。

やはり文系と建築学生は差があることを理解しておきましょう。

こんな学生が企業は欲しい

文系学生だろうが建築学生だろうが、結局ほしい学生は学ぼうとする人です。

建築学生もほとんど入社時点でもっている知識は役に立ちません。

入社してからほとんどの事を学びます。

知らないことを知っている振りする建築学生よりも、知らないから学びたいと考える文系学生の方が成長が早いと思います。

自分で知らないことに気づいて、考えて、行動に移す。

そういう人が会社では必要とされています。

なので文系学生、建築学生とか気にせずに就職活動を頑張って欲しいです。

ishikitakaihusaisya.hatenablog.jp